A flower rememberedへの思い

2018年オランダで行われたイギリスの作曲家のジョンラターさんの合唱ワークショップに初めて参加しました。
そこで出会ったのが東日本大震災で被害に遭われた方への歌としてラターさんが作られた “A flower remembered” です。

最初は、この曲のことも知らず、2011年の日本の自然災害のときに作られたと書いてあり、へ〜こんな曲もあるんだね〜!綺麗な曲だね〜!とそんな感想でしたが、一通りの音取りをした後、ラターさんご自身が、この曲に込めた想い、音楽が持つ力について、そして我々は何ができるか、などなど熱く語ってくださいました。

あまり多くを理解できなかったものの、海を越え、はるか遠くの日本を想い、共に心を痛めてくれる、そういう優しい人々がいるんだと思うと、自然と目頭が熱くなりました。

ラターさんが、この曲の背景を語り、少しそのことを考えながら歌ってほしいと訴えかけた後のオランダの方々の歌声は、今思い出しても涙が出てきそうです。
本当に本当に暖かくて、正直涙が止まらず、私たちはいっしょに歌えませんでした。😂😂
参加者の皆さんの圧倒的歌声にも感激しましたが、やはりそのもとにあるのはジョンラターという偉大な作曲家が作り上げたとんでもなくステキな曲があってこそなんだと思います。
言葉では表しきれないほどの意味が、心が、そして想いが、A flower remembered の詩には込められてるとわたしは思います。
わたしが一番好きなのは、1番でwill you remember? と問いかける形で書かれているものが、最後にはWe will remember.と確かな決意に変わっているところですかね😌
一見とてもシンプルな一文ですが、実はすごく意味深くて、でもシンプルだからこそ自分に突き刺さってくるような、そんな風に感じます。

あゆこ

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